New Earth ライオンズゲート・セレブレーション in 京都大原

二日目(8月8日)

この日は、ライオンズゲートが最大になる日。

この日に合わせて開催されたワンデーリトリートセミナー「New  Earth ライオンズゲート・セレブレーションin 京都大原」に申し込んでいた。

セミナーの主催者 小嶋さちほさんと今村仁美さんは共に十五年以上二十年近く前からの友人だ。

それぞれに良い思い出がたくさんある。

仁美ちゃんは東京から京都に拠点を移してもう何年になるのだろう。さちほさん(ちーこさん)のスペースは沖縄にある「八角堂」には何度かセミナーなどで泊まらせてもらったことがある。

京都で一度に二人の大切な友人に会えるのは、何という幸運だろう。しかもライオンズゲートのピークの日に。

一人ずつでも強力な彼女たちが、二人でコラボしたらどんなミラクルが起きることか、楽しみで仕方がない。

久しぶりに会った友人と

会場の大原山荘へ

会場になった温泉宿 大原山荘

始発の京都駅から路線バスに乗り、一時間以上の長旅だった。バスはどんどん山深いところへと走って行く。会場となる大原はバスの終点だ。

市内に比べ標高もかなり高いので、降りると空気が幾分ひんやりとして風が心地よい。

バス停から1キロ弱の道のりを徒歩で行く。車はまず通らない「大原女の道」だ。

道の両側にはのどかな里山の風景が続く。

点在する民家と農地。セミの声と流れる小川のせせらぎが聞こえる。

きっと何十年と変わらない、静かな人々の暮らしがここにある。

しかしここもコロナ以前は、観光の人で埋め尽くされるような状態だっただろう。

瞑想とマントラ

会場は素晴らしいロケーションだった。温泉の宿「大原山荘」の別館会議室。天井が吹き抜けで広々として空間に参加者は15〜6人といったところ。

午前中はちーこさんのライアーを使った「音魂(おとだま)瞑想」である。たっぷり一時間半、ライアーの音色とちーこさんの言葉に身を委ねて瞑想する。

彼女のライアーは私のと同様444㎐にチューニングしてある。こうするとcの音で528㎐が出る。528㎐とは、D NAを修復する働きがあることで知られている。

時にちーこさんのリードで、全員で声を出しての瞑想も加わる。音を浴びるのと同時に自分自身でも声を出すことで、より強力な共振が起きるのだ。

私たちは、もう「変性意識状態」と言ってよいほどに、深い深い瞑想に入っていった。

やがて全てのプロセスが終わり、瞑想を終えてこの世界へと戻ってきた。私が目を開けた瞬間、窓の外で急に強い風が吹いた。窓ガラスの向こうの木々を風が強く揺らしている。

霊的な意味において、何かがダウンロードされた時には、強風が吹く。

急な強い風はダウンロードが完了した合図だ。

午後は仁美ちゃんがメインとなり、オーラソーマからこの日のオリジナル楽曲を生み出すワーク。これがエンターテイナーの仁美ちゃんらしく、楽しかった。

朝、各自が選んだオーラソーマのボトルの色からメロディを、そしてそのボトルをイメージする言葉から歌詞を紡ぎ出す、創造性に溢れたワークだった。

ライアーと音魂瞑想といい、この音楽のワークといい、今回のセミナーのテーマには「音」と「言葉」が深く関わっていた。私にとってそれがはっきりと表れたのが、その日最後に行われたワークの時だった。

全員で踊る

最後にちーこさんのオリジナル楽曲「命の火」に合わせて全員で踊る。セミナー会場であらかじめ練習して、近くにある神明神社に舞を奉納することとなった。

歩いてすぐのところにある古い神社で、ここは奈良の飛鳥と南北のレイラインでつながっているという。

とても古い時代に創建された神社で、本殿に祀られているのは何と「歓喜天」つまりガネーシャなのだという。神仏習合が行われていた頃の、インドの神様である。

舞の奉納の前にご挨拶をと、ちーこさんが代表してガネーシャのマントラを唱えることになり、私にライアーで一緒にと言ってくださった。

歓喜天が祀られた神社

カタカムナ

本殿の前でライアーを奏で始めると、ちーこさんはなぜか、日本的なマントラを歌い始めた。これはガネーシャではないと思うのと同時に、これはカタカムナであることに気づく。

歌い終えてちーこさんが「玲子さんのライアーを聴いていたら、ついカタカムナが出てきちゃった。日本の神社だからやっぱりこれがいいのかもね」と言ってくださった。

カタカムナ、やはりこれは避けては通れない。別に避けてきたわけではないが、これを知るのは覚悟がいるような気がしていた。

八月八日、ライオンズゲートが最大に開いていたこの日、私がつながったもの、それは音と声、そしてカタカムナだった。

この先きっとこれらが繋がり、影響しあいながら私をより本質的なところへ連れて行くような気がしてならない。