私はオーラソーマを仕事にして、現在17年目になります。
これまで沢山の人たちにオーラソーマのコンサルテーション(個人セッション)を受けていただきました。
それについて、最近思うことがあります。
オーラソーマのコンサルテーションをするのに、現在私には大きく分けて二つの状況があります。
ひとつは自身のサロン「カラーズガーデン」での対面コンサルテーション。
静かな環境でゆっくりお茶を飲みながら、最低でも60分またはそれ以上の時間をかけてじっくりお客様のお話しを伺います。
感情があふれ出して涙することも、プライベートな空間なら気兼ねなく出来ると思います。
もうひとつの状況は、マルシェなどのイベントに出展して行うコンサルテーションです。
イベント会場の一つのブースで時間は大抵20分、長くても30分です。
人が大勢行きかう会場内ですから、落ち着いた環境とは言えませんが、気軽に受けていただけるのが最大のメリットでしょう。
サロンの半分から三分の一の時間で、価格もサロンでの料金よりかなりお手頃となっています。
どちらがいいとか悪いとか、優劣の問題ではないのです。
どちらの良さもあります。
ただ、お客様の目的や状況に応じてより適したものを提供したいと思っているのです。
私は常々「もったいないな」と思うことがあります。
それは、本当はもっと時間をかけて自分自身と向き合うことが必要な時なのに、つまり人生の大切な局面にいるのに
短いお手頃なオーラソーマを体験して「わかった気」になって、自分を納得させてしまう方がいることです。
本当は、静かな環境で落ち着いて呼吸して、じっくり自分のことを話してくれたら、この方は違う未来を描けるのかもしれない、もっと大きな可能性を見出すことができるのかもしれない。
それは提供している側の私に責任があるのかもしれない・・・そんな思いから、今日のこの記事を書いています。
先日、神秘思想家グルジェフの言葉を目にしました。要約すると上のようなことです。
支払うのはお金だけではありません。そこへ行く労力であったり、時間だったり、距離であったりもします。
グルジェフの言葉は真実だと思いました。
私自身は14年前、オーラソーマのティーチャーになるための最初の授業(T1コース)を南アフリカで受けました。
家から会場まで、ちょうど2日かかりました。受講料金だけでなく交通費、そして移動にかけた労力も大変なものでした。
でもこれらを合わせた分以上の、大きな気づきとギフトを受け取って帰ってきました。
あの時、安易にティーチャーにならずに本当によかった。
もしとても安易な方法でなったとしたら、私のその後はきっと違っていたと思います。
近頃いろいろなことが便利に、値段も安く手に入る風潮があります。
もちろんそれによる恩恵もたくさんあります。便利になること手軽になることが悪いわけではないのです。
こんなことを思います。
私にはここ何年か通っている美容院があります。
そこでは年に一度だけ髪質改善のパーマをかけてもらうのですが、料金は税込みで26000円ほどです。
たぶん一般的なパーマの料金からすると2倍くらいですよね。時間も、きっかり4時間かかります。
でも技術が素晴らしいのです。本当に1年持ちます。
また仮に、もっと頻繁にかけてほしいと言っても、1年に一度にしてくださいと言われてしまいます(笑)
そこまで見越している技術だからです。
一年に一度だけ、4時間鏡の前に座って26000円を支払って、私は自分の髪の健康を維持しています。
そのおかげで、私は以前よりもずっと自分の髪に対して、自信と愛情を持っています。
私のサロンで受けていただくオーラソーマは、これと同じようなものかもしれない。
そう、これと同じようであってほしいと強く思います。
私が自分の髪に時間とお金をかけるのは、髪を大切に思っているからです。
丁寧に扱うのは、自分の髪を愛しているからです。
それが現実にできることは、幸せなことです。
あなたが自分自身を大切に思い、愛しているなら、あなたの心のメンテナンスに今より少し時間とお金をかけませんか。
じっくりオーラソーマのボトルを選び、静かなサロンでゆっくりお話ししませんか。
あなた自身のことをよく思い出して、これまで以上に大切にできるように。
よほどのダメージでない限りは、おそらく年に一回で十分です。
オーラソーマは、それくらい深いレベルのものを提供できるものです。
自分でも思うのですが、イベント会場とサロンでは、クライアントのエネルギーを察知するレベルの繊細さが断然違います。
それはそうですよね、そもそも環境が違いますから。
あなた自身を丁寧に扱うこと、それがあなたを本当に「愛のある人」にします。
オーラソーマはそのためにあるツールです。
「お楽しみ」とか「ちょっと体験する」というレベルを超えて、どうぞカラーズガーデンに受けにいらしてくださいね。