私は神社に参拝に行くことのほうが多いのですが、ご縁を感じるお寺に行くこともあります。
特にここ「大谷寺」は家から車でわずか10分という近さもあり、かなり頻繁に訪れています。
まず、自然の石壁と一体化するように建てられたお堂に圧倒されます。
ここ大谷は、宇都宮市の西の端に位置する「石の里」。周辺は大谷石の産地で、あらゆるところに石の壁が見られます。たとえばこんな感じ。
初めて来る人は、皆さんこの景色に驚かれます。
大谷寺には日本最古の石仏があります。
お堂の中には石の壁に彫られたご本尊 千手観音(大谷観音)像があります。内部は撮影禁止なので、パンフレットの写真を。
平安時代に作られたそうです。その当時は漆塗りの上に金箔が施されて金色に輝いていたらしいです。
千手観音左手の脇堂には、やはり石仏がいくつも彫られています。釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊。こちらも撮影できないのでパンフレットを。
桜井識子さんの本に大谷寺が紹介されています。それによると、石仏群の中でも「釈迦三尊像」に入っている仏様のパワーがすごいそうです。
それを知ってからお参りすると、本当にそんな気がしてきます。先日参拝したときには、人がいなくなったのを見計らって長い時間、釈迦三尊像の前でお祈りしました。
普段何となく不安に思っていることや、仕事についてこれでいいのかな?と思うことなどを、聞いていただいたのです。
そうしたら「それでよい。あなたはこれまで十分やってきたのだから焦らずともよい。見守っているから安心しなさい」と言っていただき、思わず涙が溢れました。
「こんなに近くにいてくださってありがとうございます」とお伝えすると
「今の家(現在のカラーズガーデンのこと)に移るのにも力を貸したぞ」ということでした。
たしかに!この建物と出会えたことは奇跡のような話だったのです。
このお釈迦様のおかげだったのか…なるほどそれなら納得です。
手水舎
本堂横の岩にも祠
入り口の銅鑼
大谷寺には、私の大好きな弁財天様もいらっしゃるのです。そのことは次の記事で。