スピリチュアル界の大御所ドリーン・バーチューさんがキリスト教へ改宗し、ネット上で波紋を広げています。
天使などの多数のオラクルカードが38か国で発売され、書籍の出版、天使やアセンデッドマスター、聖人にまつわる講座やマスコミへの出演など、活動は多岐にわたっていました。
著作の仕事のために聖書を読み進めていた2017年1月に、キリストの存在を知覚する強烈な神秘体験があり、そこから急激に彼女は変化していったようです。
彼女がこれまでしてきた天使などに関する活動に終止符を打ち、出版を差し止め、天使に繋がる講座、講演などのビジネスから手を引きました。
この本人が語っている動画を見たら、一部のブログにあるような、今までの活動を「全否定」という内容ではないことがわかり少し安心しましたが、世界的な大御所なだけにその影響の大きさは計り知れません。
ドリーンの講座で学び、そのセッションやインストラクターの仕事で生計を立てていた人には大打撃。
本当にお気の毒ですし、またどんなリスクが潜んでいるかわからないものですね。
今回、記事や動画を見て、色々考えさせられました。
自分自身の活動について足元をよく確認するきっかけになりました。
スピリチュアル(または見えない世界との繋がりと言ってもいいかもしれない)において私が信頼する定義とは何か。
私は以下のことを重視し、セッションにはこの2つの要素を取り入れています。
①客観的な事実(いつどこで生まれたか)から導き出される情報。例えば占星術や数秘術、暦など。
②意識的にせよ無意識的にせよ、本人が選んだもの。またそれによって引き寄せられるシンクロニシティ。例えばオーラソーマ、本人が引くカードリーディングなど。
チャネリング(たとえば守護霊など見えない存在からのメッセージを伝達)や、本人の代わりに見るリーディング(例えばオーラを見る、代わりに過去世を見るなど)は、使いません。
誤解のないように言っておきますが、それらを決して否定するわけではないのです。
ただ、私自身が責任を持ってお伝えできるのは、上に書いた2項目のみということです。
私はこれまでやってきたことを、後で撤回することはしたくない。
見えない何かに繋がってそのメッセージを伝えることには、私にとってはリスクがありすぎると感じます。
「客観的事実に基づくもの」
「本人が自ら選んだもの」
この2つを使うことが、私にとっては心地よいし、地に足が着いていると感じます。
なので、私のコンサルテーションに奇想天外な面はないかもしれませんが、そこには哲学や美や、心に響く言葉はあると思っています。